青梅の増築
東京郊外青梅市の民家(古民家というような立派なものでは無く普通の古い家)の増改築。
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アルミの引き戸の典型的な玄関をつぶし、デッキから入るようにしました。この写真ではデッキに鳥小屋がいくつも出されて小鳥に日向ぼっこをさせているところです。赤い扉が玄関で、入ると床と同じ高さのタイルの土間にペレットストーブ。
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前にちょっとした畑もあり、楽しい生活をなさっています。
暖かい家。オシャレな家。素敵な生活。
フィーリンングと作風では無いでしょうか。
この建築家依頼サービスで知り合ったお客さんです。
最初の土地が法的問題で不可能になり、しばらくしてこの家つきの土地を探し出していらっしゃいました。これを直せば素敵な家になりますか?という相談から始まり、建物の点検(シロアリが食っていた)から元の持ち主との交渉のお手伝いなどもさせていただきました。
「もう遠藤さんに全て任せるからいい家にして!」というプレッシャーの元
こちらも楽しく仕事ができました。
この写真は今年の年賀状用に、建主に撮影して送ってもらったものです。
時々、畑で取れた野菜を送っていただきます。
古い家のついた土地を購入するにあたり、本当に素敵な生活ができるのか、最初は心配されていましたが、私を信頼して思い切って任せてくれたので、最高の結果になったと思います。
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全部を断熱改修するだけの予算はありませんでしたので、寝室になる和室は、ほとんどそのままにしてあります。その決断もお見事でした。
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玄関をつぶして、デッキから入るという考えに何の抵抗もなかったのがうれしかったです。
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増築部は垂木を見せ、杉板の野地板を現しにして、非常に素敵な空間です。
本格的な薪ストーブは、煙突の高さが十分に取れずに、ペレットストーブになりましたが、十分暖かく、とても気持ちがいいです。デッキに面する赤い玄関ドアは、本格的な木製の断熱戸でこの家の顔になっています。
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小品ながら、僕のいいところが出せた建物かと思います。
「この土地を購入して、既存の古い建物を増改築して、本当に楽しい生活が送れるかどうか不安でしたが、遠藤さんにお任せして、見違えるような家になり、生活が数倍豊かに楽しくなりました。」
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「近所の方もカフェのようだとよく立ち寄ってくださり、ちょっとしたたまり場になっています。デッキの手すりが腰掛けるにちょうど良い高さになっているので、昔縁側に腰掛けてのお茶飲み話のような感じです。」
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「小鳥と、猫と、犬と、そして旦那と、みんなで楽しく暮らしています。」